更新日:2016.04.29(金)
サービスヤードってご存知ですか?
詳しいことは後にして、とっても便利な空間なのでお勧めの空間です。
では、サービスヤードについて、今からお話ししますね。
Sの実家は、リフォームで勝手口がなくなりました。
昔からの農家と言うこともあって
土間敷きが結構広かったので
普段使いの出入口として、玄関以上に使っていました。
この土間時期の空間は、流し台、洗濯機置場、棚、お風呂の焚口と
暮らしには欠かせない空間になっていました。
こういう空間が、今で言うサービスヤードに含まれるんでしょうね。
サービスヤードは一般的に一時的なゴミ置きや
洗濯物を干す作業スペースなどのこと。
あまり家の中に置いておきたくない物、
置いておけない物を収納する物置も
サービスヤードの一角になり得ますね。
こういった用途だと、あまり人目に着けたくないので
家の裏側や奥の角に設けられることが多いです。
なので、「日当たりが悪くて狭い」
ざっくり言ってしまうと私の中のイメージはそんなです。
とは言え、あると便利なのは確実です。
できるだけ快適に便利に使いたい。汚いのは嫌。
当然のご要望、それにはどうすればいいか?
まず足元を固めてしまいましょう。
お庭の延長で砂利や砂、芝とかだと土が溜まるし草も生える。
雨が降ったら泥が溜まるし足元もグシャグシャになるので、
当然、置いてある物も自分の履物も汚れます。
そこに降りて作業するのも嫌になりますからね。
嫌になったり、面倒になったりすると使わなくなるのが当たり前。
けど、それでは全部無駄になってしまいますから
コンクリート土間で固める (土間敷きにしてしまうということ)だけでも、
随分と環境は変わります。
室内の床から地面までは、平均40センチは高低差があります。
住宅メーカーの勝手口前のステップの標準的な大きさは、
幅約1メートル、高さ約1.5メートル、2~3段でコンクリート製。
問題はないけど、実際使うとなると高低差が少し怖い。
逆に言うと、それだけの面積を使えないわけです。
そこで、床面とほぼフラットのウッドデッキを付けたらどうですか?
限られたスペースを最大限活用できますし
ちょっとの用事でイチイチ階段を
上り下りしなくていいから出入りも楽。
木の風合いで見た目も明るい印象になりますよ。
実家で育った父方の伯母さん家族も
数年前に新築した現代風のお家に住んでいますが
勝手口前に広いウッドデッキを付けて出入口として使っています。
上記2つに、雨除けとしてテラス屋根をプラス。
雨に濡れないだけでも使い勝手は格段に向上します。
家の中には置いておきたくないけど、野ざらしにはできない。
段ボールや新聞紙の保管に便利な物置×作業スペース。
台風などの強風の際も、中に物を移す手間がかかりません。
風が入らないのでちょっとした作業をするにもいいですし
雨だけでなく、花粉や埃を防げるので洗濯物を干すのにも最適。
他にも、立水栓と小さい洗い場を作るとか、
プランターをいくつか置いて小さな菜園スペースを設けるとか
工夫とアイデアと目的次第で色々と使いやすく変えられる場所です。
密集地であれば、お隣の敷地がすぐそばにあるので目隠しを付けるとより快適に。
人目に着かない分、好きなように使えます。
お庭は明るく広く、きれいな場所にしておきたい。
家を建てる時、そう思われる方がほとんどだと思います、
けど、暮らして使っていくうちに本当はきれいにしておきたい
場所にまで生活感が出てしまう。
それなら、散らかることは覚悟の上で、使うためだけのスペースを作っておくと
そんなよくあるお悩みをより良い形で解消できますよ。